われ、走らんとす。

マラソンなる長距離走にて3時間を切るための話など書き綴るなり。

某ユニクロ のコーディネートが責任者呼びたくなるほど想像力を掻き立てる件

久しぶりに買い物に出たら某ユニクロ メンズフロアのマネキンのコーディネートがすごかった・・・!まずはこれを見てほしい。 

ウィンドブレーカーを使ったコーディネート


問題のコーディネートはこちらのウィンドブレーカーが使われている。UVカットかつ防水性能を備え、ポケットにしまえるほどに畳むこともできる高機能なアイテムだ。

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UVカットと防水性能が売りのウィンドブレーカー。

 

コーディネート1:序章


そしてこちらを見てほしい。全体にダーク系、アースカラーでまとめているが、イエローのヘッドフォンに、白い肌にマッチしたサコッシュ。そして腰に巻いた赤いパーカーの差し色が眩しく映えている。スポーティかつ都会的なコーディネート。一見洒落たコーディネートに見える。

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フェスにでも行きそうな都会的なコーディネートだ。


だがよく見てほしい。まず肩に羽織っている黒系の上着。ウィンドブレーカーである。そして、腰に巻いているのは?これもウィンドブレーカーである。なんとウィンドブレーカーの2枚使いなのである。家を出るとき、どのような状況だったのだろう?少し肌寒い、そしてウィンドブレーカー1枚では心許ない程度の雨が降る季節。秋か?秋雨前線か?でも2枚は必要なのか?1枚で十分ではないのか?ゲリラ豪雨への備えか?そしてヘッドフォンは防水なのか?想いは尽きない。

 

コーディネート2:相殺


次はこちらのコーディネート。スニーカーにタイツ、短パンでランニングに行くようである。少し厚着で帽子も被っている。季節は冬だろうか。サングラスが本気度を感じさせる。こちらも一見スポーティなコーディネートだ。

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一見スポーティーなコーディネートだが・・・。

だが上半身の違和感に気づいただろうか?なんとウィンドブレーカーの上にトレーナーを重ね着しているのである。これでは自慢の防水性能が発揮できない。しかもランニングで汗を掻くので中はべちゃべちゃだ。トレーナーは汗を吸うはずがウィンドブレーカーに邪魔されて吸えない。代わりに吸うのは雨である。ウィンドブレーカーとトレーナーが互いを邪魔し互いの良さを打ち消し合っている。彼は一体何を考えているのだ・・・。そしてヘッドフォンは外せない。

 

コーディネート3:別次元


最後にこれを見てほしい。これはウィンドブレーカーは使われていない。

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次元の違うコーディネートだ。

ネイビーのジャージ素材の短パンに薄ピンクのTシャツ。その上から白のニットベストの重ね着。季節感がないだとか色使いだとかサイズ感だとかスポーティーだとかトラッドだとかプレッピーだとかレトロだとか・・・もはやそういう次元ではない。ダサい。しかもすげーダサい!胸元の眼鏡もダサさを際立たせている。そして左手を見てほしい。

 

左手に持つもの


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左手に持つものは?

左手に抱えているもの。それはなんと茶色のロンT。抱えているということは脱いだのだろう。ベストの上に着ていたとは考えづらいので、恐らくピンクTシャツの上に着ていたのだ。そしてその上からベストを着ていたのだろう。

つまりこういうことだ。彼は当初、ピンクTの上に茶色ロンT、そしてベストを着ていた。が、暑かったのだ。暑かったのでベストを脱ぎ、ロンTを脱ぎ、再びベストを着た・・・!そしてメガネを胸元にそっと挿した。暑かったのならベストを再び着るのはおかしい・・・。しかも短パンだ。いったい季節はいつなのか。暑いのか、寒いのか。そして何がしたいのか・・・。ダサいだけでなく、大いなる矛盾を孕んだコーディネートなのだ!(そもそもどこに行くのだろう)

 

コーディネートに想いを馳せる


こんなにツッコミどころ満載のマネキンは未だかつてあっただろうか?これらのマネキンは同店舗の同フロアにある(そして一日で見つけた)。店長はチェックしたのだろうか?いや待て、あえての炎上商法を狙っているのか?マネキンたちはいつ、どこに向かい、そして何をするのか・・・。我々はマネキンに想いを馳せれば馳せるほど壁にぶつかり、己の想像力の乏しさに打ちひしがれるのである。次はどんなコーディネートを見せてくれるのだろうか。想いは尽きない。

【Theo】定期報告 -1回目- 8/21/2020

2018年8月から開始したTheo。AIで自動でポートフォリオを組んでETF(上場投資信託)を積立購入できるサービス。最初に10万円分購入すると1,000円プレゼントだったから10.1万円からスタート。以後毎月1万円購入してたけど、2020年2月から1.5万円に増額。コロナ危機になるまでは株価が爆上がりで10%近い利益率だったけど、2月以降マイナスに転じる。が、ここ最近は再び持ち直してきてる。今後は月1くらいで更新するつもり。
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らぁめん はやし田 新宿本店 特製醤油らぁめん★★★★☆

あっつい。とにかくあっついのにどんなに暑くてもあっつあつのラーメンが好き。久々に出社(新宿)したからラーメン行ってきたよ。ランナーに必要なのは一にカロリー、二にカロリー。とにかくカロリー。カロリーがないと走れないよね。

今回は「らぁめん はやし田 新宿本店」に訪問。選んだ理由は「ラーメン 新宿」で検索して出てきた一番近い店だったから。とは言っても現在地から2キロくらいあって歩いてついた頃にはすでに汗だく。食券販売機で初めて値段を知る。はい、注文したのはこちら。

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特製醤油らぁめん 1,000円(たっけ)

 「千円たっけ・・・」と思いつつ初訪問では必ず左上のメニューを頼むことにしているので泣く泣く千円札を投入。ふぅーっと一息ついたのも束の間、座って3分くらいで着丼(はっや)。
 
透き通るスープと深めの逆さ富士型の丼が上品な雰囲気。一口飲むと「おおおおおお・・・!」唸った。すごい甘みだこれは・・・!大山鶏でスープを取ってるらしいけど、これは鶏の油の甘みだ・・・! 

甘みと旨味の洪水である。麺も食べてないのにスープだけ飲み干したくなるようなものすごい旨味。これだけ自販機で売ってたら買いそうになるほどの衝撃・・・! (買いはしない)

飲み干すのはぐっと我慢して具の分析に。チャーシューは2種。鶏むねと豚肩ロース。スープが十分うまいからかチャーシュー自体の味は薄い。鶏むねは歯切れの良さが心地よく、逆に豚肩ロースはワシワシとした肉!の食感が楽しめる。メンマは大きめの穂先メンマ。味玉の半熟具合はgood。こちらも薄味。ほんのりといった感じ。麺は全粒粉の細麺。最近この手の多いけど女子受け狙ってんのかな。ラーメンには不健康さを求める俺は全粒粉麺はそこまで好きじゃない(そこがマイナス要素)。 

美味しかったけど、スープは飲み干さなかった。最初衝撃的なほどにうまかったけどなんか慣れた。そして飽きた。人間って怖い。

惨敗の台北マラソン 総括編

12/15、台北ラソンに出場してきました。結果は…圧倒的惨敗。最初の一歩目から脚が重くて、でも走ってれば何とかなるかなって淡い希望は希望でしかなく、何とか20kmまでは予定通りのペースで刻んでいきましたが、そこで脚が売り切れ。後は地獄の後半が待ち受けていました。

 

▼結果

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ラソン後半はずっと原因を考えていました。理由はいくらでも挙げられます。

①11月に初の月間走行距離300km超えした疲労が抜けていなかった。

②本番2週間前に起こした右腓腹筋の軽い肉離れ。

③肉離れしてからノーラン調整で本番を迎えたこと。

④マラソン前日にカーボローディングができなったこと。

 

要因を挙げればきりがありませんが、最大の要因は北海道マラソン後から気持ちと練習がついてこなかったことに尽きるように思います。

 

北海道マラソンでは地元の大会ということもあり、並々ならぬ気持ちと練習をこなしていました。結果はPB達成。しかしここで張り詰めていた糸が緩んでしまい、9,10月とあまり気持ちの入った練習ができませんでした。そして11月に帳尻を合わせるように練習量を増やした結果、怪我を起こし本番も撃沈…。

 

自分では8月の道マラから台北まで4ヶ月もあり十分な時間があるように思っていましたが、気持ちと身体が乗ってくるまでもう少し時間が必要だったようです。せめてあと一ヶ月あれば…というところでした。

 

しかしこれで少なくともレース間隔は半年は必要なことがわかったので、その点は収穫でした。その他、初めてマラソンで脚が攣らなかったことも収穫です。後半は走って歩いての繰り返しだったので、参考レベルではありますが、本番4日前からのマグネシウム摂取と当日のテーピングは効果があったように思います。

 

そして、台北ラソン自体は素晴らしい大会でした。よく組織されていてスタートのロスはBブロック後ろの方でも30秒弱。給水は間隔も量も十分。路面も整備されていて走りやすい。市街地は応援も多くて、後半心が折れそうになったのを支えてくれたのは応援があったからでした。完走後のケアも充実。アイスプールで脚を冷やすことができる大会は初めてでした。お土産もたくさんです。観光も見どころがたくさんあるし、また来たいと思わせてくれる大会でした。(でもハーフでいいな)

 

レースの詳細はまた後日書きます。

 

 

11/24 目黒シティラン 10km

Result
Net 42'34" "New PR"
Shoes Nike Zoomfly3

 

ベスト4分更新!
4分って!笑🤣

#みきラン
#みきさん優勝したらしい
#台北ラソン
#taipeimarathon
#臺北馬拉松
#走るひと

▼コース
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▼ラップ

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▼高低差

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◆今回の目標
・43分切り
昨年がブランク明け復帰初戦で46'13"。台北ラソンに向け、今が疲労のピークなので最低限45分切りはしておきたいところ。目黒シティランのコースは大きな上りが5箇所、下りが5箇所あるハードコース。特に上りは前半5kmに集中しているのでここで脚を使わずに、後半に勝負をかけることがポイント。昨年もこのパターンでネガティブスプリットを出した。

 

◆スタート前
5時起床の予定が寝過ごして気づくと6時半。でもスタートラインは家から2kmの激近なので問題なし。朝食はアンパン、市販の安いエナジージェル、vaam。雨模様なので、肌が露出する箇所にワセリンを塗布(こうすると水を弾いて身体が冷えにくくなる)。

 

細かい雨が降りしきる中、自宅前でアップを済ませ、小走りでスタートの目黒区総合庁舎へ向かった。(スタート付近は混むからね)

 

7:45目黒区総合庁舎到着。スタートは8:30なのでまだ余裕がある。更衣室は既にランナーでごった返していた。着替えを済ませ、室内で軽くストレッチしていると8:00には10kmの部の整列が始まった。Aブロックだけど、先頭を狙うほどではないので並んだのは8:15。雨は少し小降りになっていたけど、身体を冷やしたくなかったのでゴミ袋を2枚被って待機。おかげで寒くなかった。今年のスターターはラグビーの松尾さんと榊原郁恵さん。スタート3分前にゴミ袋を脱いだ。

 

◆スタート〜2km
スタート直後はやや渋滞。やめればいいのにどう見ても速そうじゃない体型のランナーが飛ばしていく…(後で抜いた)。入りで心拍数を上げちゃうとすごくきつくなるので、4'30"/kmだけ割らないように注意して走った。背中にTRIATHLONとある派手なウェアの人が4'20"/kmくらいだったのでついていくことにした。

 

◆3km〜4km
環七通りを過ぎたあたりに最初の大きな下りと上り。脚を使わないよう気をつけたらこのレースの最遅ラップが出てた。でもこれは想定どおり。引き続きTRIATHLONに着いていくが、ちょっと失速しだしたので4kmに差し掛かる頃の2つ目の大きな下りで抜いて、ピンクのNEXT%についていくことにした。

 

◆5km〜6km
ピンクNEXT%に着いて、3つ目の急坂をクリア。上るとまた下る。風が強いのでピンクNEXT
%を盾にして進むと結構楽に走れた。そして最後の急坂。この坂が一番長いけど、これを超えればあとは下り基調で大したことない。上りきって下りに差し掛かったところでピンクNEXT%に見切りをつけ、赤adidasに着いた。

 

◆7km〜8km
adidasは快調だったけど少し垂れてきたので、違う人を探さなくちゃいけなくなった。赤adidasから離れると風が強くて、すごく助かってたことに気づく(赤adidasありがとう!)。なかなか良いペースの人が見つからなかったけど、後ろからサーッと抜いてきた人がいたので、この人に着くことにした(名前は紺メガネ)。

 

◆9km〜10km
紺メガネは山手通りにつながる最後の大きい下り坂まで引っ張ってくれた。山手通りに入ると残りは1.5km。ここからはもう誰の後ろにも着かない。前方にカエル🐸のコスプレ女子が見えたので最低限カエルは抜きたい抜いた。そして最後の坂をダッシュで上りきりゴーーーーール!ラスト1kmは最速ラップ。

 

◆まとめ
台北ラソンに向けて疲労が溜まる中での目標クリア。調整は順調。欲を言えば、前半は坂を意識しすぎてちょっと抑えちゃったかも。来年は40分切りしたいね。

北海道マラソン


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Net 3:23'08" new personal-best !
Gross 3:23'58"

Shoes

  • Nike Zoomfly Fly Knit

AID

  • 10k magon
  • 20k Medalist, aminovitalconditioning
  • 25k aminovital energy
  • 30k Shotz caffeine 80mg included
  • 32k コムレケア ジェルタイプ
  • 36k コムレケア ジェルタイプ
  • 塩熱サプリ/4km (計10個)

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Before Start
早朝から雨。ごはんは佐藤のごはん3パックとバナナ一本で1,000kcalを摂取。アップは走らず動的ストレッチとマウンテンクライマーで心拍数160まであげた。

Start - 5km (24'54")
スタート直前に雨はあがり、晴れ間が射した。設定ペースは4'45"/kだけど、スタートから5キロは上りが続くコースだったので、この区間は5'00"/kに設定。下りで取り戻す想定にした。実際思ってたほど登りはきつくなく、4.5kmから自然とペースアップできた。

5 - 10km (23'18")
下り坂を利用してスピードアップ。4'30"/kを切るラップも。下りは肩の力を抜いてリラックスして走ることを心がけた。雨降ってきた。

10 - 15km (23'39")
雨強まる。もはやスコール。熱帯か?フライニットが雨を吸って思いっきり重い。

15 - 20km (23'47")
引き続き雨。雨飲めば給水所寄らなくていいやという思考になる。

20 - 25km (23'51")
噂の新川通に突入。雨に加えて向かい風。折り返せば追い風になると言い聞かせて耐える。何度か道路の穴に足取られるもトレイルで鍛えたボディバランスで事なきを得る。

25 - 30km (23'17" 最速5kLap)
折り返すと同時に雨は上がり太陽が照りつけてきた。追い風を受けてペース上昇、5kの最速ラップを計測。めちゃくちゃ走りやすかった。

30 - 35km (23'49")
日差しは暑かったけど新川通を難なく攻略。2回駒沢30kやってる俺には敵ではなかった笑 30kmでShotzを補給するとホントに集中力が上がり、軽くゾーンに入った感覚に(カフェインこわー)。32kmになり、ここから10kのTTだと気合を入れたのも束の間、右ハムストリングスに電流走る。ここで第一コムレケア投入&大腿四頭筋にメイン筋肉を切り替え。

35 - 40km (25'46")
大腿四頭筋も怪しげな雰囲気のため36kmで第ニコムレケア投入。が、37kmで両脹脛攣る。道路端でヨロヨロしているとエアサロンパスもった神おばさま四人組に助けられ、何とか再開。でももうここからは全脚部の筋肉という筋肉がビキビキで何度ストレッチして立ち止まったことか。攣ると攣らないの境目を探して走るもやはりラップは落ちてしまった。

40km - FINISH (10'47")
北大の中を駆け抜ける。もう20分切りは難しかったけど、目の前の人を一人ひとり抜くことだけを考えた。そしてこんなときこそ腰高でフォームを整えて。道庁を抜け大通公園。コーナー曲がる(案外ゴールまであるな…)。時計は2時間23分台で24分に差し掛かるところ。何とか23分台で行きたいという気持ちでダッシュしついにゴール。Gross 3:23'58"。思わずガッツポーズ。

総括

  • 今後の伸び代が見えたレース。年内に10分台にはいけそう。
  • ハムストリングスが先に逝ったのは残念だったけど、フォーム改善がうまく行ってる証拠。逆に課題もはっきりした。今後はラン前にランジで筋力アップを図りたい。
  • 脹脛の攣りはどうすれば改善できるのか…。一週間前からカリウム豊富なプルーンやレーズンを多めに食べたり、マラソン当日もゲイター、テーピング、コムレケア、マグオンなどなど、取れる対策は取ってきたつもりたけど今回も攣ってる。攣らなければ20分切ってたなぁ…。マグネシウムの外皮吸収アイテムがあるらしいから次回試してみるか。


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スリーピークス八ヶ岳〜レース編〜

やっとこさレース編。既にレースから2ヶ月経っていて忘れてるところも(大半)あるけど何とか思い出して書くか…。

 

レース当日、目覚めると雨。強くはないけどしとしとと細かい雨が降りしきる中、ホテルのフロントに荷物を預け、シャトルバスで会場に向かった。会場には10分ほどで到着。6時過ぎだったけど、会場はもう多くのランナーで賑わってた。簡単にアップを済ませ、まずはOne pack line(42k)のスタートを見届ける。

 

▼青がAttack Lineのコース
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続いていよいよAttack Line(22k)のスタート。しとしとと降っていた雨は大分小降りに。湿気で蒸していたので着ていたジャケットはスタート直前に脱いだ。

 

目標は総合100位以内(定員500名中)に入ること。過去の結果によると二時間半を切るとほぼ間違いなく100位以内だったので、タイムの目安にした。往路は苦手な登りなのでじっと我慢して、後半得意な下りで一気に抜いていく作戦。14k地点の2回目のアルトラエイドを1:45以内で通過できれば残8kを5'00"/kで押して余裕を持って2:25でゴールという算段。

 

なのでスタートは前にはいかず中盤で待機。号砲と共に先頭は一気にダッシュ。自分は焦らず7'00"/kで。10分ほどで舗装路から信玄棒道と呼ばれるトレイルが出現。ちょうどトレイルに切り替わる地点で小学生男子2名の熱烈な応援を受ける。(ちなみに金髪白人の少年が替え歌で応援してくれるのは超面白かった)

 

ゴツゴツした岩場を抜け、しばらく平坦なトレイル。暑くもないしボラの方々の整備のおかげでめちゃくちゃ走りやすい。でも細い道なのですぐに渋滞に。

 

「後半勝負だし焦らず〜」と思ってたのも束の間、見通しのいい登り坂に差し掛かったとき、前方の風景に愕然とした。前方は先が見えないほど人が続いていた。見える範囲で少なくとも300mの渋滞。仮に10mに5人いるとして、前には150人以上はいる計算。その先にもいるとして今は大体200位くらいか?後半勝負とか思ってたけど、これは前半も頑張らねば100位以内は無理じゃないか…。なのでここから切り替えて、「ゴールまでに100人抜く」ことを目標にして、一人抜く度にカウントして走った。

 

ちょうどよく引っ張ってくれる人も見つけたのでくっついていくと結構抜けた(背中にTREATとあったので多分実力者)。でも登りは体力消耗するので極力歩く。ちょっとした下りで取り返す。これを繰り返していると8k地点のA13までに40人抜き。残り60人。

 

でもここから抜くペースが鈍化。前は速い人なので、前との間隔が長くなっていた。ちょっとした舗装路や平坦な道に出たらペースを上げて前に追いつき、抜く。これを繰り返す。今までの2大会に比べて走れるところが多くて登りもそれほどきつくなかったので一番楽に感じた。登りもこなしていくうちに段々と重心移動を掴んできて抜けるようになってきた。

 

すると最初のアルトラエイド(AID3)に到着。まだまだ体力的に余裕だったので、ここでは何も補給せずスルー。応援だけもらって気分を切り替えた。ここから最後の登りがあってすぐに下りになるはず。それまでは体力温存。

 

登りが続いていたので下りまだかなーと思ってたらついに下りが出現!(A18かな?)ここぞとばかりにギアを上げて駆け下りる。下りの林道は3ヶ月の短いトレイル歴の中でも最高に整備されていて路面はふっかふか!めちゃくちゃ走りやすい!ホントに気分よく走れて最高だった。

 

一瞬右脹脛が攣りそうになったのでここで第一コムレケア投入。攣らない限界速度まで上げ林道で5人抜き。やっぱ下り得意だ俺。そして二回目のアルトラエイド到達。

 

ここまで時間は目標を8分上回る1:37!完全に二時間半切りが見えた。でも抜いた人数はこの時点で計65人ほど。まだ40人抜かないと100位に入れない。ということで、エイドではゼリーだけもらって滞在時間30秒で出発。エイドの出口でお世話になった山Pさんに声かけてもらって元気チャージ!2個目のコムレケアも予防でチャージ!

 

雨は強さを増して来たけど調子も上がっていた。一人ひとり追いついては抜く。追いついては抜く。前に追いつくことだけをモチベーションにA12までに70人は抜いた。靴は泥だらけで水も沁みて心地よくはないし道も数百人のランナーが走ったせいでとんでもなく荒れてすべる。だけど全然いける。

 

行きで通った信玄棒道を今度は逆に進む。コースも残すところ5k。息も上がってきた。気づくと高校生と並走してて置いてかれた。(高校生速えー!)前にいるランナーももうまばら。80人は抜いたけど100人は厳しそうか?微妙なところ。もう100位以内入りたいという気持ちだけ。意地でペースを上げる。

 

すると降りしきる雨の中、トレイルと舗装路の切り替え地点。あの金髪白人少年がまだいて今度は"Let it go"の替え歌で出迎え。こんな雨の中ずっと応援してくれたことに感謝。

 

そしてレースはあと1kちょっとでゴールという地点に。舗装路に出てから意地の最大出力を発揮!キロ4分切りのペースでゴールまで駆け抜ける。この間に4,5人抜き。コーナーを曲がるとゴールのバルーンが見えた、最後の急坂を下ってついにゴール!手元の時計では2:23。100位以内いったか?!

 

ゴールの受付を済ませると速報の順位が出ていた!恐る恐る見ると、


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なんと94位(2:24:31)※!!!!

100位とのタイム差45秒!!!!

最後のダッシュなかったら無理だったー!!!!

100人抜きの目標立ててなかったら無理だったー!!!!

(結果、序盤の順位認識も割と的確だったらしい)

※後日発表の公式順位は92位

 

もう感無量過ぎた。このレースのために3ヶ月前からトレイルに取り組んで目標達成!泥だらけの中よく走った!何も言うことない!大満足のフィニッシュだったのでした。

 

と思ってたけど、振り返ると登りもう少しいけたんじゃね?とか考え出してるので不思議。移動が大変なので来年も行くかはわかんないけど、来年出るなら長いOne Pack Lineで50位以内目指したいな、と思ったのでした。

 

今シーズンのトレイルはこれで終了。これからはトレイルで鍛えた脚を武器にロードシーズンに移行します!

 

▼ゴール後
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▼お世話になったお姉さま方と
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▼風呂にて。泥だらけ。
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▼STATS

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