われ、走らんとす。

マラソンなる長距離走にて3時間を切るための話など書き綴るなり。

下顎前突症の治療 ①検査

小さい頃からアゴ出てるねと言われ、コンプレックスではあったものの、自分の特徴だと、ある程度は受け入れていたアゴ。それが2015年9月に知人から「受け口だよね、矯正で治るよ」と言われて、近所の歯医者に相談に行ったことがすべてが始まりだった。

 

相談に行ったのは学芸大学の浜中デンタルクリニックさん。相談会を開催しているのを見つけて行ってみたところ、初回は専門の先生がおらず、検診をして後日出直すことに。

 

そして後日。昭和大学歯科病院から来ていた先生に相談すると、「外科矯正になりますね。詳しく検査をしたいので大学に来てもらえますか?」と衝撃の回答が!

 

外科矯正とはつまり、通常の矯正装置を用いた歯列矯正とは別に、外科的治療(要は手術)を伴う処置のこと!!

 

後日、大学に行き、数種の検査をしたあと、やはり外科矯正になると。しかも下顎前突症という病名で、治療には保険が効くと!

 

「やりますか?」「やります!」。即答。やらない理由がない。見た目の問題の他に、自分で発音のしづらさを感じていたこと(さ行がいいづらい、噛みやすいなど)、歯並びが悪かったこともずっと直したかった。しかも保険が効く!そうとわかれば善は急げだ。

 

当時の状態を整理しておくと、自覚症状は上述の点(発音、歯並び)だったが、歯並びは思っていたよりも深刻だった。上下で問題があったのだが、より深刻なのは上。前歯二本が出っ歯だったのだか、下アゴが出ていることにより、噛み合わせが悪く前歯が全く使えていないことがわかり、使えていないために歯を支える骨に刺激が与えられず、やせ細ってきているということだった。放置しているといずれは前歯が抜けてしまうと。そして八重歯が二本。これは乳歯の犬歯が左右ともに上手く抜けず、成長してからも残ってしまったことで、歯茎の上部から生えてきてしまったもの。

 

下段はキレイだと思っていたのだが、後ろに倒れ込みすぎているそう。受け口以外にも問題が山積みだったのだ!

 

その後、治療方針を決めるための検査のため、月一で大学病院に通い、方針が決まったのは2016年2月。まずは、上下の歯列矯正を装置で行い、100点の歯並びを作る。それが出来たら外科矯正で、上下のアゴを切り離し移動させる。下のアゴさえ引っ込めばいいのかと思ったら、私の場合は下アゴだけ下げると下げすぎてしまうため、上アゴを逆に出すことで全体のバランスをとるそう。手術後はマウスピースをして、ずれないように固定し、治療期間全体で3年ほどになるということが決まった。

 

現代医学はそんなことができるのかー!と目からウロコ。治療を受けた人のbefore, afterの写真を見せてもらったが、同じ人とは思えない変わり様でまたびっくり。美容目的ではないとはいえ、こんなにもかわるものなのか…。

 

次回は歯列矯正編です。