われ、走らんとす。

マラソンなる長距離走にて3時間を切るための話など書き綴るなり。

激坂最速王決定戦2020 感想編

少し遅くなったけどレースレポートを。去る11/21、箱根ターンパイクにて行われた激坂最速王決定戦2020に参戦してきました。箱根ターンパイクのてっぺんまで13.5kmを往復する27kmのレース。まずは結果から。

 

 総合順位: 335位/944組中
 記 録: 2:31:08
 ラップ 登り 1:34:53
     下り 0:56:15

 

半分より上に行ければ御の字と思っていたので結果は上々。周りがみんな見た目サブスリークラスで正直どうなるかと思った。

コースは登るか下るか。坂か、坂以外か。そんな感じです。まずスタート地点の写真を見てください。普通写真では斜度なんてよくわからないもんですがこれです。

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写真でも明らかにわかる斜度。しかもこれがずっと続く。


正直壁に見えました。坂練はしてきたつもりでしたが震えました。これが13.5kmも続くなんて想像できませんでした。それでもスタート時間はやってくるので戦略を立てました。

  1. 登りが苦手なのはこれまでの練習でわかっていたので下りまで脚を貯める
  2. 最初の1-2kmはペースを掴むことに費やす
  3. 登りは決して無理しない
  4. 登りでフォームが縮こまるので頂上で一度ストレッチする
  5. 下りは思い切って前傾して加速する

結果的に作戦は的中しました。登りで我慢して下りでぶっ飛ばしました。上位350人のタイムを分析したところ、私の登りは348位でほぼ最下位。しかし下りだけなら194位まで上昇。

しっかし下りは正直怖かった。いつも以上のスピードが自然と出てしまう上に脚への負荷が大きい。でも後傾してかかと着地してしまうと逆に脚への負荷が高くなってしまうことがわかっていたので勇気を持って前傾してミッドフット〜フォア気味で駆け抜けなくてはいけませんでした。これも初めての経験で本当に恐怖心との戦い。逆にいつもよりも早く走れなかった人もいるんじゃないかと思う。

それでも終わって振り返ったらなんて楽しいレースだったんだろうと思うから不思議で、それはロードでもトレイルでもこんなエクストリームなレースは体験したことがないから。地獄の登りの後は奈落に落ちるような下り。こんなレースは他にないでしょう。

秋のマラソンレースがないのと登り苦手克服のためにおっかなびっくり申し込んだレースだったけど、終わってみるとめちゃくちゃおもしろいレースで来年通常通りマラソンが開催されても出てみたいと思いました。

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