われ、走らんとす。

マラソンなる長距離走にて3時間を切るための話など書き綴るなり。

スリーピークス八ヶ岳トレイル 準備編

去る2019/6/9、念願だったスリーピークス八ヶ岳トレイル(以下スリピ)に参戦してきました!今回は参戦前の状況から書こうと思います。


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【トレイル参戦の経緯】

元々トレイルを走ろうと思ったのはロードのトレーニングのためでした。フルを走ると毎回35k以降で右脹脛の足つりが起きてしまうので、自分なりの対策として筋力強化を考えました(電解質は十二分に摂っていたので、電解質不足とは考えづらかったんです)。トレイルは地面からの反発がない分、自分の筋肉と重心移動で走るしかなく、特に登りは足腰強化にもってこいでした。

※足つりの原因は特定できていて、現在リハビリ中ではありますが、並行して筋力強化も必要と考えたということ

 

【スリピ参戦まで】

3月から徐々にトレイルを走る準備を始め、goodrのトレランイベントに参戦。そこで出会ったお姉さま方にスリーピークス八ヶ岳なるシャレオツな大会が6月にあって、距離も42kと23kと選べるという有益な情報を入手。何事も目標がないと燃えない性格の私はエントリーを決めたのでした。(短い23kの方にw)

 

その後、4月の青梅高水山(15k)、5月の東京成木の森(公式には20kだけど実際は15k)という2つのレースを経て、満を持してのスリーピークス参戦となったのです。

 

【トレイルのトレーニング】

スリピの話の前に、トレイル用にやったトレーニングの話。「トレイルレースに出る」「山で走る」が一番有効なのは言わずもがななんだけども、そんな頻繁に近場でトレイルレースは都合よくやってないし、山にも頻繁にはいけない。じゃどうやってトレーニングするか。

 

①ロードで走る

まずは何と言っても走らないと練習にならないわけです。ロードでもいいので走る。でも敢えてトレイル向けというなら坂道や階段のあるコースを選んで走りました。山では平坦な道は少なく、大半は登るか下るか。ときには手をつかなければ登れないような急勾配の箇所もあるわけで、坂道や階段を利用して登る感覚を体に刻みます。

 

②公園を利用する

実は大都会の東京にも緑豊かな公園がたくさんあります。例えば砧公園や代々木公園。砧公園はよくクロカンコースを駒大陸上部や実業団が練習で使っているそうです。2020東京五輪ではアメリカ代表の合宿地にも決まっているとか。代々木公園にも実は柵に沿ってクロカンコースが設けられています。勾配は山の中までとはいかないけど、ふかふかな路面や木の根のボコボコ感はトレイルの感覚によく似ています。私は自宅近くの林試の森公園をよく利用していました。林試の森公園はコースによっては勾配もあっていいトレーニングになりました。

 

③ナイキフリーランで走る

トレイル参戦の経緯で書いたように、トレイルの特徴は地面の反発を得られず、自分の筋力で走らなければならないこと。それと似た感覚で走れるシューズがナイキフリーラン。ナイキフリーランは00年代にブームになったナチュラルランの系譜を継ぐシューズで、端的に言えばクッションも反発もない素足に近い感覚で走れるシューズ。ソールがぐにゃぐにゃに柔らかいので全く反発が得られません。反発がないということはつまり自分の筋力で走らなければならないということ。これはトレイルの感覚に非常に似ています。またクッションもなく、踵着地だと衝撃が強いので自然とフォアフットになり、フォアで走る練習になるという点でメリットが非常に大きい。(ただし衝撃が大きい分、負荷も大きいのでスピード系のトレーニングには向かない)。ジョグはフリーランで走るようにしていたので、実際に本番で走っても路面の違和感はほとんどなかった。

 

④階段トレーニン

会社がビルの30Fにあるという利点を活用し、昼休みに往復トレーニングを敢行(2回しかやんなかったけど)。往復で13分程だったが心拍数は140前後まで上がり強度高め。筋肉痛にもなり、いいトレーニングになった。

 

こんな感じでトレーニングをやっていたが、結果から考えると有効だったと思う。あとはトレラン経験者から話を聞くことは大事。装備とかコースとか走り方とか。上級者になると筋肉の部位を使い分けながら走れるらしい。

そんなこんなで準備編でした。

次回はスリピの本番を書きまーす!